テーマ2-1a|低学年向け

子どもは「くり返し」で育つ

きょうの「かきくけこ」、できたかな?

低学年の子どもにとって大切なのは、難しい熟語を覚えることではなく、毎日の行動として思い出せることです。きいて、かんがえて、やってみて、かんじて、たしかめる。この小さな流れを円のようにくり返すことで、できることが少しずつ増えていきます。

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まずは、子どもが毎日使える言葉にする

「かきくけこ」は、標語を正確に覚えさせるためのものではありません。先生や大人が一度説明したあとは、毎日の声かけとして使える合言葉にすることが大切です。

きょうの「かきくけこ」、できたかな?

この問いかけだけで、子どもは自分の行動を少しずつ振り返れるようになります。

低学年向け かきくけこサイクルのポスター

円であることに意味があります。一度やって終わりではなく、毎日、何度もくり返すことで、学びは少しずつ身についていきます。

「かきくけこ」は、学びの流れをやさしく表したものです

子ども向けには、あえて「行動する」「経験する」「確認する」という硬い言葉を前面に出しません。低学年には、まず「きく」「かんがえる」「やってみる」「かんじる」「たしかめる」という、自分の動きとして分かる言葉で十分です。

子ども向けの言葉大人向けの意味
きく聞く
かんがえる考える
やってみる行動する
かんじる経験する
たしかめる確認する
補足:「かきくけこ」と言いながら、表面上は「く」がないように見えます。ここでは、最後の「く」を「かくにん(確認)」の「く」として含めています。大切なのは文字合わせそのものではなく、子どもたちが毎日気にかけやすく、行動に移しやすい合言葉にすることです。

大人向けには、構造も併記しておく

大人や先生には、このサイクルの意味が分かる説明も必要です。子ども向けのやさしい言葉は、単なる言い換えではなく、聞く・考える・行動する・経験する・確認するという学びの流れを、日常に落とし込んだものです。

大人向け かきくけこサイクルの説明ポスター

高学年では、4Kサイクルへつなげる

低学年では「かきくけこ」という合言葉で、毎日の行動をまわす。高学年になり、ローマ字や抽象的な考え方に慣れてきた段階で、聞く・考える・行動する・確認するという4Kサイクルへつなげる。この流れが自然です。

大切なのは、覚えることではなく、毎日まわすこと。

うまくいかなくてもいい。途中で止まってもいい。もう一度やればいい。そのくり返しが、子どもの中に「自分で考えて動く力」を育てていきます。